コラム COLUMN
矯正治療が長いのはなぜ?早く終わらせる方法は?
皆さんこんにちは。
羽田歯科医院です。
「治療期間が長い」というのは、矯正治療における最大のデメリットかもしれませんね。
マルチブラケット装置などを装着するにしても、それが数週間あるいは数ヶ月で終わるのであれば、何ら問題はないことでしょう。
そこで今回は矯正治療が長くなる理由や早く終わらせる方法などをかんたんにご説明します。
歯列矯正が長くなる理由は、矯正によって歯が動くメカニズムを知るとすんなり理解できます。
まずは、ご自身の歯を触ってみてください。
私たちの歯は顎の骨に埋まっており、強い力をかけても動くことはありませんよね。
ペンチなどを使ってグラグラさせれば動きますが、歯茎からの出血を招いたり、歯が折れたりしてしまいますので絶対に行わないようにしましょう。
矯正治療ではそうした歯に対して厳密にコントロールした力を加え、少しずつ歯を移動させます。
1ヶ月に0.5mm程度の移動しか行えない点を考えると、いかに繊細な処置が求められるかがわかることでしょう。
矯正治療を早く終わらせる方法は、基本的にありません。
上述したように、過剰な力を加えると歯や歯茎、顎の骨に深刻な悪影響が及ぶからです。
ただ、全体矯正ではなく、部分矯正を選択することで、治療期間は短縮できます。
ですから、前歯だけの歯並びを治したい問い方は、部分矯正を選択しても良いかもしれませんね。
ちなみに、部分矯正は適応できない症例があったり、全体の噛み合わせを改善できなかったりするなどのデメリットを伴います。
今回は、矯正治療の期間が一般の歯科治療よりも長くなってしまう理由について解説しました。
全体矯正だと1~3年の期間を要するため、そこがネックとなってなかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃるかと思いますが、歯が動くメカニズムを知ることで納得できる部分もあるかと思います。
そんな矯正治療についてもっと詳しく知りたい方は、向日市の羽田歯科医院までお気軽にご相談ください。